
SMというのは武士道と同じで
「礼にはじまり礼に終わる」ものだと思う。
クラブなどでは時間も限られているので適当に消化する傾向もあるようですが、
相手が若く年下だからといって
「お手柔らかに、よろしく頼むね」 などとカジュアルな態度はよろしくない。
形式的でも、ご挨拶というのは気持ちを込めて大切にしたい。
「こうすれば、ああなる」みたいな「型」のようなものがありますね。
挨拶がサマになってなければ、お仕置きされる。
なにナマイキなこと言ってるのよ!と、
ビシッ と引っぱたかれてみたりするのもいいかもしれないのだけれども。
きちんとご挨拶すれば、「何して欲しいか言ってごらん」とか言われたりするかもしれない。
そこでイキナリ「顔面騎乗」などと自分が一番好きなこと言ってはいけない。
定番の答えとしては
「女王様のお気に召すままに」という古典的なものがある。
とはいえ、NG項目は最初に伝えてあるか、セーフワードを決めているはずなので、それほど酷いことはされないだろうという甘い期待はしていたりする。
ところが、何度かセッションを重ねているうちに、気心がお互いに知れてくると、ちょっとずつ限界に近づくところまで責められることもある。本当の忠誠心が試される時だ。
仮想現実とはいっても、SMプレイの醍醐味はこういう駆け引きみたいなところにある。
相手がプロの女王様であればまかせて安心ですが、素人さんやプライベートのS女さんの場合は注意が必要です。何されるかわからないスリルもいいけれど、安全第一。衛生面の配慮も大切です。型にハマったスタイルや様式を守ることも重要だと思う。
きちんと依頼内容を伝えて、挨拶からしっかりやっていれば、そこそこいいセッションが期待できそうなものなのに、
あえて毛嫌いされるような態度をとる裏ワザ的 なことをしてハードに責めてもらう達人もいらっしゃいます。
本当に心の底から馬鹿にされたり軽蔑されたいという願望を持つ人たちは、日常的には「いい人」だったりするので、けっこう苦労していると聞きます。普段は尊敬されているから、逆に軽蔑されたいんでしょうか。
僕なんかは普段から馬鹿にされてますから(泣)、SMのセッション中ぐらいは尊敬されてみたいのですが。
尊敬されながらも虐めてもらいたいという、ワケのわかんない厄介な願望です。
矛盾しているけど、それがマゾヒズムの真実です。
SMクラブ Black & Whiteのセッション風景「北の大地 SM紀行」より【関連エントリー】
SMプレイのご挨拶
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