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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

美の格差社会 

なぜ美人ばかりが得をするのかなぜ美人ばかりが得をするのか
(2000/12)
ナンシー エトコフ

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 海外のFemdom体験記などを翻訳して紹介することの多いちょっぴりFemDom?のKaiさんが最近のエントリーで珍しく私論を述べられており、フムフムと頷きながら、数年前に読んだこの本を思い出しました。
  
 女性が「かわいい」のは、あるいはかわいらしく見せたり振る舞うのは生存本能であり、戦略である。これを裏返すと、かわいいもの、つまり美しいものに目が奪われてしまうのも、人間の本質であるという僕の「私論」ともリンクします。

 しかし「私論」とは言いつつ、人類全体の普遍的なコンセプトのような気も致します。

 美しいものを崇拝する精神は、権力者も芸術家も一般大衆も同じ。崇拝して、服従して、支配される。美の奴隷となることは人間の正しい姿なのでしょう。

 そしてそこから当然のようにマゾヒズム的な気持ちも芽生えてしまうわけです。

 と、ここまでくると言い過ぎと言われそうですが、僕的には自然な流れなんだけどなぁ。

美人すぎる議員

 人類は不平等の歴史を歩んできました。太古の昔から、強いものが弱いものを支配する弱肉強食の世界。

 奴隷制度はもとより、貴族社会や士農工商、インドのカースト制など枚挙に暇がない。

 フランス革命でやっと身分制度が廃止され、建前上は法の前に人間の平等を目指すことになりました。
 
 ロシアのプロレタリア革命では、法的にだけでなく、社会的・経済的な平等を目指します。この社会主義革命は失敗しましたが、もし仮に、法的にも社会的にも、経済的にもあらゆる人間が平等でありえるような理想的な世界が実現したとして、美的な不平等というのは必ず残るのではないでしょうか。

 何を「美」とするかの規準は置いとくにして、醜いものが、美しいものよりは好まれないという不平等は、どうやって解消すればよいのか。皆が美しくなろうとするのは、その理不尽さを本能的に知っているからなのでしょう。

  マゾヒストはその点、美しくなろうとはしません。醜い自分の姿を謙虚に認め、美に奉仕するのを尊ぶのです。


  美の格差社会における理想的なライフスタイルは、マゾヒズムによって実現されるのです。

  というのは、あくまでも僕の「私論」ですので。

美人すぎる議員_3

 現実的に言っても、美人が玉の輿に乗りやすいのはある意味で事実であろう。 そういう意味では美人は得をしていると言えるし、美が格差社会を助長しているとも言える。


美人すぎる議員_6





 
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[ 2009/10/06 00:06 ] マゾの本棚 | トラックバック(-) | CM(4)
普通に綺麗と言われたら藤川ゆりさんは育ちもよく綺麗でしょう。じゃあスレンダーな美人とグラマー女性がどちらが綺麗かと聞かれたら個人的に好みは分かれると思います。マゾ画像の代表の春川先生に出てくるグラマーな女性が実際のSMクラブにいるのは小数で、スレンダー美人が多いような気がします。巨大なヒップでなくても、普通でも顔面騎乗をされれば長く絶えれません。美花女王のでも瞬時に降参しましたし、六十㌔の女王だと馬プレイも椅子プレイも苦痛でしかありますん。女性であることが美しい。崇拝の対象です
[ 2009/10/06 23:06 ] [ 編集 ]
こんにちは
私のブログについてのコメント、ご紹介いただきありがとうございます。
自分の考えに賛同してもらえるのはうれしいもんですね。
「美」というのは、やはり相手を動かす力があるものだと思います。動物行動でいうと、本能行動を誘発する「解発刺激」というやつですか。サルでいうと、おしりが赤いのがそれに当たりますね。

しかしうまくできているというかなんというか、そういう「相手をコントロールする刺激」を持っているのは、たいていは、どちらかというと、力の弱い側です。力が強いのが男。それを美でコントロールするのが女というわけですね。

それにしても、ナンシー・エトコフさんの本、装丁もきれいで読みやすそうな本ですね。
[ 2009/10/07 00:00 ] [ 編集 ]
マゾヒストの目線で、美しくない女性を崇拝することができないのは当然とはいえ、あばたもえくぼ的に気に入った女性が不美人でも好きになれることもあります。恋愛や性愛において、その相手に感じる愛着とか相性の問題と美に関する議論は難しいですね。
[ 2009/10/07 12:34 ] [ 編集 ]
この本を僕は原書でも読みました。カバーは原書の方が刺激的ですよ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0385479425/homer2009-22/ref=nosim/

ぜひご一読を!
[ 2009/10/07 12:42 ] [ 編集 ]
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 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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