ドイツのジムさん
いたるところで作品を見かけるわりには、詳しいことがほとんど知られていない謎のアーチスト。
通称ドイツのジムさんの作品はインターネットが普及するはるか以前からもよく紹介されており、70年代の日本のメディアにも何度か登場している。

ユビキタスとはこの人のために使いたくなる用語。
かろうじて今でも入手可能なリソースとしては、1980年代にフィクションインクが発行していたボンデージ本や河出書房の文庫「サドマゾヒズム覚醒する愛」(大類信著)などの中でこの人の作品をみることができる。
ネットには出典が明らかでない多数のイラストが偏在している。

たいてい長い脚に編み上げのロングブーツをはいたお尻の大きなグラマラスな女性が、中年紳士を辱め、苛めるといったシーンが多く描かれ、ひとめでこの人の絵だとわかる微妙な共通性見られる。
モノクロ作品が多いが、着色された作品も見かける。

また、本人の手によるものかどうかは不明だが、写真とのコラージュっぽい作品もある。

ペニス責めがこの人のツボなのだろう。

自己のマゾヒズム願望をここまで正直に、忠実に描くコダワリはあっぱれと言うほかない。

ちゃんと「お馬さんごっこ」もおさえられている!偉い!
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