
よく考えてみると、鞭とは実に不思議な存在です。
打たれるその一発の時間は一瞬で、それはコンマ1秒の世界。
なのに永々に続くかのような深淵な感覚でもある。
通常は鞭そのものを手にして楽しむということはしない。
鞭を舐めたいともあまり思わない。(このあたりが靴フェチや脚フェチと異なる点かも)
もちろん鞭を持つその女性が好きであることが前提ではありますが、
全然知らない女性でも、鞭を持つことで魅力的に感じてしまうこともある。
これまで、鞭を手にする女王様のスタイルに萌えたりはしても、
実際に打たれることへの憧れというのはあまりなかった。

つまり痛みそのものに関しては意識的にスルーしていたのだと思う。
SMクラブやサロンなどで、お遊び程度に打たれた経験はあります。
文字通りお遊びではありましたが、それでも鞭の持つ「非日常性」や、
「女性に鞭打たれる」という
一般社会ではありえない仮想現実を それなりに楽しむことは出来た。
まぁ、ここまでがヘタレM男の限界だったでしょう。
苦痛と快楽というステージには至っていなかったように思う。

実は昨年、
桃太郎さんというナイスな鞭職人の方と知り合いになり、少し考えが変わりました。岡山でお会いした古参M男の達人さんも独学で鞭を自作されていましたが、「鞭」というアイテムへの距離感がぐっと近くなりました。従来は妄想の中だけにしか登場してこなかった鞭が現実味を帯びてきたのです。
それと同時に鞭で打たれる痛み、その苦痛に耐える快楽のカオスにも興味が湧いてくるから不思議なものです。
本当に痛いのは、やはりツライし怖い。しかし打つ女性が気高く美しく、心底崇拝できる相手であることを認めるならば、苦痛が快楽に昇華するという感覚も少しだけ知ったような気がしています。
(あくまでも「気がしている」だけで、「知った」とまでは言えないレベルですけど...)
鞭肌になってしまうほど本気で打たれてみたいとまでは思いませんが、鞭への意識が明らかに変わってきたことだけは言える。鞭というか、特に一本鞭、そして追い鞭とか乗馬鞭、またケインなど、肉体へ物理的に強いダメージを与えるツールとしての鞭と、それらによってもたらされる苦痛、そして究極的にはその苦痛を与えてくれる相手への精神的な服従と支配されることへの喜びを模索してみたい...
そんな感じなのですが、何か間違ってますでしょうか?

*イメージは Whipping Mistresses さんから拝借させて頂きました。【関連エントリー】
鞭が苦手とか言いつつ、鞭ネタが多いのは何故なんだ...■ 鞭の美と価値
■ 正しい鞭の打たれ方
■ アメか鞭か■ 鞭で打たれる時■ 鞭で打たれたい
■ 鞭で打たれてみる■ 鞭のフェティシズム
■ 女子中学生が男を鞭打つシーンのテレビ放映 ■ 鞭占い■ 鞭打ちの刑■ 久々に鞭ネタ ■ 顔面騎乗されながらの鞭打ち
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■ WhippingMistress
m(_ _)m
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私は、
打たれてなお
立ち上がってくる健気さと、
打たれるのを待つ間の
駆け引きが好きです。
鞭打たれる嗜好は
残念ながら無いのですが、
自分が女性だったら…と
考えることはあります。
これも幸せかもと。
占い、
「布団たたき」でした。
なんか情けない。(笑)