春川ナミオや室井亜砂二(路)も最初はこの「イメージギャラリー」に投稿していたものです。
部屋の整理していたら、懐かしいものを見つけました。
「奇譚クラブ」の1973年2月号に掲載されているカットです。
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僕は「奇譚クラブ」で先に知ったのですが、随分後になって、アレン・ジョーンズの作品を観て
「あ~、これだったのか!」と思いました。

アレンのこの作品は1969年に発表されました。
当時は一部の好事家にしか評価されなかったオブジェが、おそらく世界的に有名になったのは、1971年の映画「時計じかけのオレンジ」のオープニング・シーンからでしょう。
今でこそ有名なこの映画を見たことがある人でも、アレンのことを知っていた人はそれほどいなかったと思う。

ネットや衛星放送もない時代に、アレンの作品を観た志羽利也がパロってイラストを描き、それを「奇譚クラブ」に投稿したのだと推察されます。
時期的にもそれでつじつまがあう。
三島由起夫や遠藤周作も愛読していた「奇譚クラブ」の読者層の傾向やレベルが伺いしれるような気がします。

ポップアートというオブラートに包まれたSM趣味が広く一般ピープルに認知され、絵はがきやオブジェとして流通しているのは、喜ばしいのですが、男がモデルだと忌まわしく思われてしまいそうなのが悲しい。
これと同じことを男のフィギュアで作っても別にバチはあたらんと思うのですが。

ある意味で男性差別ではないでしょうか....
どうでもいいか、そんなこと
m(_ _)m
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■ アレン・ジョーンズ


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