
シリアスな劇画調タッチで、一般コミック誌に初めてSMクラブがメイン・ステージとして登場した記念碑的な作品。
タクシー運転手、堀内政人が偶然乗せた客はSMクラブ「蜜蜂の巣」で女王様をしている洋子だった。
彼女はこの運転手を専属奴隷としてポチと名づけ、自分の仕事現場に同行させる。
Femdom 的な視点、つまりM男側からの眼差しでクラブ女王様の人生観や哲学がリアルに描かれており、ドラマとしての充分な見応えを感じた。
プレイとしてではなく、実際の人生における人間関係としての女王様と奴隷の構図を通して、より深い愛の真実に迫る力作だ。
(単行本が1997年に発売されたが現在は絶版)
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