
最近のM男は口のききかたがなってない!とお嘆きになられるミストレスもいらっしゃるようですが、M男といっても普段はノーマルを装い、奥さんや恋人にはタメぐちをきいている人もいるでしょう。
僕もフェティッシュ・バーなどでは、最初こそミストレス様に敬語表現を使っていながら、いつのまにやらカジュアルな言葉遣いになっちゃっている時があります。
相手に敬意を払わなくなったわけではなく、ただ化けの皮がはがれるという感じなのですが。
慣れない言葉づかいというのは、長続きしません。
日常的、社会的にはSで、夜だけ、あるいは特定の女王様にだけMとなる人もいます。
たまにしか行かないSMクラブやフェティッシュ・バーで、うっかりぞんざいな会話をしてしまって、女王様の気持ちが離れてしまうのは悲しい。
そういうことにならないよう、普段から女性に対しては最敬語を使用していればいいのですが、周囲に自分がマゾとバレても困るしで、なかなかそうもいかない。
しかし、文法的に割り切って、語尾だけでも丁寧語に変換すると、随分と印象が変るものです。
例えば、
ある →
ございますない →
ございませんできない →
いたしかねますいいです →
よろしゅうございますそうです →
さようでございます 接客業の人にはごく基本的な言葉づかいなのでしょうけど、僕たちが日常的にさりげなく使いこなすには年季がいります。
女王様から
「プレイの経験はあるの?」と質問されて、
「ええ、まあ、そこそこ、ありますけど...」なんていう応え方より、
「おそれながら、ほとんど経験がございません」という風にやると、好印象をもたれ、ちょっとは手加減してくれるかもしれません。
「鞭はどう?」ときたならば、
「申しわけござらぬが、それはいたしかねまする」 などとやると、意外とウケたりするかも。
↑ 武士じゃないっちゅうの (。。)☆\バキ 口のきき方がなってねえ~んだよ!

本来、M男に限定した特殊な表現というものがあるわけではなく、パートタイムで気を使うぐらいでは、所詮付け焼き刃にすぎません。
常に相手に敬意を払えばよいことなのですが、敬語表現を正確に使いこなすのはなかなか難しいので、機械的に「語尾だけ変換」を、僕は心掛けるようにしています。
本当に大切なのは語尾や表現ではなく、会話の内容であるのは言うまでもありません。
普通の会話をしていても、好感を持たれるかどうかがわかれてしまう。
そんなつもりはなかったのに、相手を傷つけてしまうことはよくあります。
傷つけるまではいかなくても、不快感を与えてしまうことはしょっちゅうです(>_<)
僕の場合、精神的にかなりねじくれているので、素直になれず、卑屈になって変なことを口走り、よく誤解されるのだそうです。
最近、あるミストレスに「マゾだからと言って、卑屈になることないですよ!」と励まされてしまいました。
卑屈になることが、自分のマゾヒズムだとも感じていたので、これにはちょっと驚きました。
冷静に考えると、僕は「マゾとして」というよりは、
そもそも
「人として」の口のききかたに問題があった わけで、
基本的な会話表現から見直していかなければならないようです。
彼女はさらに僕のことを鋭く分析し「卑屈になって余計なことを言っちゃダメ!」とも諭してくれたのです。
自分の卑屈さが相手に不快感を与えていたことに、その時初めて気がついたのでした。
表面的な言葉遣いだけを変えても、内面的な卑屈さを取り除かないと、コミュニケーションは上手くいかない。
「口のききかた」というのは、言葉の内容であり、「心の開き方」なのだということを学びました。
もう今さら手遅れなんだけどね(>_<)(>_<)(>_<)こういう本をいくら読んだところで、人を引きつけることは出来ませんやね(>_<) ↓
でも、読まないよりはマシかも。
・・・・ m(_ _)m
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