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日本のSM文学 

跪いて足をお舐め


跪いて足をお舐め

 澁澤龍彦や沼正三、あるいは谷崎潤一郎、ちょっとマニアックに団鬼六といった重鎮たちの影響力は、1980年代に入っても大きかった。しかし1988年に上梓された村上龍の小説「トパーズ」により、いわゆる一般的な現代文学の新しいスタイルとしてそのテーマにSMが認知され、それまでのアンダーグランドな、ウシロメタ~い雰囲気から解放されることになる。泉麻人などナンパなコラムニストまでSMをポップに語り「ナウい」若者用語として「SM」は時代のキーワードとして使われ始めた。
 そしてその同じ年、昭和の最後の時代に山田詠美の「ひざまずいて足をお舐め」(新潮社)が衝撃的に登場する。

 フェムドム出版史上画期的な出来事 であった。

 元SMクラブ女王様が新人賞を受賞して一躍注目作家になったあの頃、この本のタイトルはM男の福音として全国に響きわたる。この本は大学生協でも売っていた。同じゼミの女の子から「ひざまずいて足をお舐め」読んだ?と聞かれると、「... 読んだ?」の部分だけなぜか自動的にカットされてしまい、その前だけが頭の中でリフレインする。Sでもなんでもない普通の女子大生がこのセリフを言う。
 
 これはモノスゴイことだ。革命的に凄すぎることだった。
(男には絶対に言って欲しくない。男友達にこの本読んだ?とは聞かれたくない)

 子どもの頃から、黒のボンデージ姿にハイヒールの女王様にひざまずきたいと思っていたんだけど、もうそれは古い。最近は何気ない日常的な空間で、唐突にそういうことしてみたくなる衝動が走る。
 ↑ 病院に行きなさい(。。)☆\バキ


 ジーンズのような普段着に萌え。海外のフェムドムイメージは開放的だね。

 * image Feet-Slave.comから



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[ 2005/12/01 07:22 ] マゾの本棚 | トラックバック(-) | コメント(-)


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