
SM作品を製作することになり、キャスティングで悩んでいます。
残念ながら沢尻さんからは返事も頂けず、完璧に無視されている状態。
主演を誰にしようかという問題もさることながら、どのようなセッションをイメージすればよいのでしょう。
僕がまず見たいのは、春川ナミオのイラストのように、見た瞬間で目に焼き付くような顔面騎乗シーン。

あの静止画のインパクトを、動きのある映像の世界でも表現してみたい。
それには、美しくサディスティックで、なおかつ優雅で気品あるお尻の大きな王様が必要になる。
でもそういう女王様はプロでもナカナカいないです。
SMクラブによくある写真アルバムや雑誌の女王様名鑑などでは、お尻のかたちまではわからない。
いくら美形でプロポーションがよくても、下から見た時のヒップラインが貧弱でガッカリすることがあります。
まさに今「これから顔面騎乗されようとする」瞬間的ローアングルからの写真を1枚入れておいてくれると助かるんですけどね。

しかし職業女王様の場合、お尻のスタイルやプレイ内容が良かったとしても、ビデオ作品の女優として通用するかどうかはまた別の問題になります。
舞台出身の女優が映画やテレビドラマでカメラの前にたつと上手くいかないケースがよくあるように、
密室で二人っきりのセッションは素晴しいのに、撮影となるとまるで大根役者になってしまう。
アカデミー賞なみの名演技を要求するものではないですが、セッションだろうが演技だろうが、その人が持つ自然体の魅力、違和感のなさが僕は欲しい。
あの「おホホホ~」とかいうミョーにかん高い(そしてわざとらしい)笑い声だけは聞きたくない。
では素人さんならどうか。

最近の素人を主役にしたアダルトものは、ほとんどが監督やスタッフが街でスカウトしています。
ある特定の「条件」さえクリアすれば、素人でも通用してしまうのがAVの世界。
その条件とは、例えば「巨乳」であったり、(実年齢はともかく)「女子高生」であったり、あるいは素人性そのものがウリになっていることもあります。

書を捨てよ、尻を観よう 昔と違い、街にはスタイルのいいお尻があふれています。
また、プロ顔負けに言葉責めの上手い素人S女性も増えてきました。
むしろ「プライベートでやってます」という方が、プロにはないナチュラルな魅力がありそうです。
最近増えた「痴女」ものやCFNM、「脚フェチ」「手コキ・足コキ」系などのカテゴリーに登場してくる女の子たちの中には、自由奔放にS女役を楽しむキャラクターが目立つ。
あれはあれで新鮮でいいんだけど、春川ナミオの描く女性像とはまたかけ離れすぎている。
なんと言ったらよいのか、もっと淫靡な雰囲気が求められる。
いずれにしても、街へでかけていってS女っぽい人をスカウトする勇気も体力も僕にはないし、素人のポテンシャルを北川プロの水準並に引き出すのは僕には無理だ。
それにやはり監督が素人なわけだから、女王様が素人ではまずいだろう。
ここは経験と実績の豊富な、プロのミストレスを指名するのが無難ということに落ちつく。
ナサケナイけれど、自分はスペックの低いオールドタイプであることを謙虚に自覚しなければなるまい。
なるべく高品質でニュータイプの女王様を必死で探すことに全力を尽くそう。
ゴールデン・ウイークも終わったことだし、明日からSMクラブをはしごして、主演女王様を探してまわることになります。

こういう「尻写メ」も犯罪になるんでしょうな...
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m(_ _)m
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