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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

月蝕歌劇団の新作「沼正三/家畜人ヤプー」 

 かつて三島由起夫が絶賛し、出版化に向けて奔走したと言われる「家畜人ヤプー 」

 先日から阿佐ヶ谷で「沼正三/家畜人ヤプー」という舞台公演が始まっています。 → 9月6日(月)まで

 この伝説的なマゾヒズム文学は、近年コミック化もされ、一時期は映画化の動きもあったようですが、沼正三氏が他界された後はあまり話題になっていませんでした。

 月蝕歌劇団は団鬼六の「花と蛇」を舞台化したことでも知られ、「家畜人ヤプー」も数年前に公演が行われていたと記憶している。

 今回のは前回の再演ではなく、作者の沼正三にもスポットをあてているらしく、内容的に期待しています。

 昨日から連日公演しているので、ちょっと観に行ってみたいと思っています。



後日追記:観てきました!

 ↓ 感想はこちら ↓

◆ 演劇「沼正三/家畜人ヤプー」

沼正三/家畜人ヤプーphoto_1

ものすごく、よかった! 



【関連エントリー】

■ 家畜人ヤプー

■ 沼正三  神の酒を手にいれる方法



関連記事
[ 2010/09/02 17:32 ] トピック | トラックバック(-) | CM(7)
見ました。

感想は後日どこかで。
[ 2010/09/03 23:13 ] [ 編集 ]
ちょっと感想を。

劇は、「家畜人ヤプー」が生み出されるまでの沼の半生と、麟一郎が畜人登録されるまでのストーリーとを絡めて展開されたものでした。
沼の青年期のことについてはよく知らないのですが、なぜマゾヒストになったかをあばきたかったのでしょうが、同性愛的体験や叔母の存在、戦争によって失われた人々との絆がどう関係するのかよく分かりませんでした。

「家畜人ヤプー」には、時間的な矛盾があります。オヒルマンとジャーゲンとの権力抗争から、ジャーゲンが沼の青年期に現れジャーゲンへのシンパシーを植え付けるというパラドックスを用いています。
これはおもしろいと思いました。つまり、「家畜人ヤプー」はイースによってもたらされたという、「家畜人ヤプー」のもつパラドックスを使っているからです。この場面では思わずにやりとしてしまいました。
この劇では他にも多くの矛盾がちりばめられていました。第一にイースの女性が皆黄色人種で、クララは極めて日本的な女性にしつらえられていました。

それらの矛盾をどのように統一し、いかに我々にとって有意味なものするかということに使われていたのが、藤村操「厳頭の感」でした。
劇の中では、この藤村のエピソードとその辞世のことばとがわりと細かく説明されていました。
私は沼が藤村的なものをどのように持っていたのかは知りませんので、これはあくまでも脚本家の解釈と受け取っています。

原作や藤村を知らないと意味が分からないのではないかと思いましたが、劇の最後の方でその解説のようなことが出てきました。このような作品を劇にする難しさを感じました。
劇中、天野哲夫のことか?と思わせるエピソードがあったりしました。三島や渋沢の名前も何度か登場しました。これらはちょっと過剰ではないかと思いました。

沼のマゾヒズムをクローズアップするところに成功しているとは思いませんでした。沼の持つ、ペダンティックな選民意識みたいなものも希薄で、ただの好青年という印象になっていたのは残念でした。戦争というバックグランドを過剰に意識していたようにも思いました。
ただ、お芝居としてはおもしろかったと思います。クララ役の女優さんもきれいでしたし。
[ 2010/09/05 12:54 ] [ 編集 ]
アングラ演劇苦手なもので。
[ 2010/09/06 05:01 ] [ 編集 ]
今日で千秋楽ですか?
むぅ…

七夕祭りで
焼き鳥食べてビール呑んでいる場合ではなかった。
阿佐ヶ谷。

そういえば…
プロゴルファー遼くんの学校の近所の暗いガード下でチラシをもらったような…

うむぅ、
今夜はダメだぁ。

[ 2010/09/06 11:30 ] [ 編集 ]
つるさん、コメントありがとうございました。

僕も観てきました。面白すぎ! (>_<)

いずれブログで感想文書かせて頂きます。
[ 2010/09/07 00:14 ] [ 編集 ]
僕もアングラ演劇ってよくわかりませんが、これはアングラではなかったです。

世間的にはアングラなのでしょうけど、とてもポップでした。

そのうち感想文はアップします。
[ 2010/09/07 00:16 ] [ 編集 ]
櫻主さんのような人は、絶対に必見だったかも。

とても文学的でした。
[ 2010/09/07 00:17 ] [ 編集 ]
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