「すべてのクレタ人は嘘つきである!」と、クレタ人エピメニデスが言った...

マゾヒストは本来、寡黙なのだと思います。
こんなブログやっておきながら
「よく言うよ」と思われるかもしれませんけど、
僕は自分自身の本当の「心の闇」は、書いてこなかったし、正直なところ書けません。
というか、自分でもわかっていないのかもしれない。
確かに僕は、顔面騎乗についてよく書いてきました。
この願望は最近でこそポピュラーになっていてわかりやすく、伝えやすいのですが、昔は口に出すのも憚られる忌々しい印象を与えていたものです。
僕が初めてSMクラブへ行った22歳の頃は、気楽にはお願いできなかった。
SMのカテゴリーとしては最もバカげた妄想だと信じていて、卑屈な気持ちにならざるを得ません。
まだ、「鞭で打って下さい」
(ホントはイヤだけど >_<)とか「縛って下さい」といった依頼の方がかっこよく感じます。
鞭や緊縛というカテゴリーは、SMの世界ではエリートだから。
ただキーワードが何であれ、その人にとっての「心の闇」はなかなか表現できるものではないと思う。
あの頃はプレイメニューやオプションなどといったシステムはなく、とにかく女王様におまかせするしかなかった。
プレイ前に口頭で軽く希望を述べる程度ですぐにセッションが始ってしまう。
短い時間でいかに自分の願望を的確に伝えるかが勝負です。
最近のあるSMクラブのプレイ・メニュー。見事に細分化されている...

*クリックすると別ウインドウで拡大表示されます 僕は自分の願望を説明するため「顔面騎乗」というキーワードを使うかわりに、春川ナミオのイラストを見せるのが最適だと判断しました。
しかし実際には、キーワードを口にするよりもかなりのためらいがありました。
春川ナミオの名前は、人前ではとても口に出せるものではありません。
その絵を誰かに見せるという行為は狂気の沙汰に思えました。
(SMクラブへ足を運ぶという決断にも相当時間がかかっており、やっとの思いで来ている)
しかし、プロ女王様相手になら、(向こうは「業務上」知りたがっているのだから)
「春川ナミオが描くような顔面騎乗が希望です」と言って見せればいいのに、
若い頃の僕にはかなりの心理的抵抗というか照れがあり、難しかった。
ただ、このような絵の世界が好きということをあいまいに伝えるのみが精いっぱいで、
絵と同じことをやってみたい というダイレクトなお願いが出来なかったのです。

今から思えば、別にどうってことのないようなものなのに、当時は深刻でした。
すでにSMクラブに来ておきながら、妙な話ですが、なんだかとても恥ずかしい。
当時はまだ現役の大学生だったこともあり、世間知らずのウブだった(>_<)
「恥ずかしいのが好きなんでしょう」というそれとはまた別の、独特の恥ずかしさ(>_<)
実は今でも、本当にして欲しいことは恥ずかしくて口に出せないでいるのですが、
幸いなことに世の中には聡明な女王様がいて、言わなくてもわかって下さる時がまれにあります。
最近はM男系ブログなども多種多様になりまして、随分とあけっぴろげにM男的ファンタジーが綴られているのを読むと、羨ましくなる。
SMクラブのカウンセリングでも、あの調子で思いっきりエゴマゾ願望全開にされているのだとしたら、今の女王様はたいへんなんだろうなぁ...とも思います。
仮性マゾの僕にはとてもまね出来ません(>_<)(>_<)(>_<)(>_<)(>_<)
今日はエイプリル・フールなので、嘘をついてみました~ (^o^)

最近のマイブームは絶対領域を作成して頂きます。
来週もまた見て下さいねー、フンガぁ~ ンック
【関連エントリー】
■ 顔面騎乗に市民権を与えた男 ■ またまた、別の日の会話
- 関連記事
-
正直ですね~