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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

謹賀新年 


 子どもの頃、お正月には日記を書いてみようなどと思ったりしたものです。元日からきっちり書こうとして突然思い立ち、年末に日記帳を買ったりしたことないですか?

 3月頃にNHKラジオの語学テキストの4月号を衝動買いするのと似ている(ちょっと違うか?)

 語学講座はけっこう真面目に続いたものだけど、日記は3日以上続いた試しがない。(唯一、病気で入院した時だけ2ヶ月ぐらい書いた。他にやることがないからね)

 その僕が毎日ではないとはいえ、3年以上もブログを書き続けているのには自分でも驚きます。ブログは日記とは異なるけど、気持ちや思考の備忘録みたいな役割は同じだと思う。日記の習慣がなかった人でも、ブログなら書くという例はよくあるらしい。もともと日本人は日記が好きな民族でした。世界でも古い時代から大量に、かつ質の高い日記が残されてきました。日本文学史上名高い「土佐日記」の書き出しはこうです。

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。
 = 男が書いてる日記をいうのを女(である私)も書いてみよう

 日記が漢文で書かれるのが主流の時代に、男が女に「なりすまし」平仮名で書いているわけで、作者の紀貫之は今で言うところのネカマと言えるでしょう。確かに日記を書くのは女性のほうが様になるようです。男が日記なんて、カッコわるいと言うと語弊があるけれど、趣味としては女性っぽいといってさしつかえないと思う。ブログ人口もやはり女性が多い。一般系もアブノーマル系も、女性の書くブログの方が読み応えがあるような気がします。特にSM関係の場合、M男よりM女系ブログの方が面白い。というか何故か興奮します。M男ブログは自分のM性癖とかけ離れているとあまり共感できない部分が多いのですが、M女さんの場合嗜好のベクトルの違いを越えて、普遍的な文学性を感じることが多いのです。

 S女系はまた違った意味で面白い。特に最近増えてきたSMクラブなどの新人ドミナのものは、SMにあまり免疫がなかった素人S女時代から、プロの女王様へと成長していくルポルタージュとして楽しめます。しかしそれは、SMクラブのネカマ店長がお客を呼び込むために書いている「土佐日記」だったりするのかもしれませんが・・・

 「ナントカに花束を!」という僕のブログをパロッたものも無数に存在しますが、そういうなりすましが容易なところもブログの面白いところですね。エンターテインメントやフィクションとして楽しめるレベルにブログ文化が発展してきたのでしょう。

 確実にリアルなブログだとわかるのは、実際にプレイしたことのある女王様が、自分とのエピソードをさりげなく綴ってくれているケースがありました。プライバシーにきちんと配慮してくれているところがさすがというか当然というか、プチ感動しました。

 そういえばS男系のブログってほとんど読まないなぁ。あまり関心がなかったからチェックがテキトーだったかもですが、数自体が少ないような気がします。面白いものがあれば読んでみたいとは思っているので、何かおすすめがありましたらお知らせ頂けるとうれしいです。



photo:Kazuki


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[ 2009/01/01 09:06 ] 雑記 | トラックバック(-) | コメント(-)


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