
SMクラブの女王様というのは、ある意味で派遣労働者と言える。クラブという派遣会社に登録し、客から指名があれば文字通りホテルなどに「派遣」されて初めて収入のある歩合制だ。こうした派遣労働者の置かれている状況が、日本経済の悲惨な現状を集約している。ほとんどのM客は、能力に関わらず多額の収入と終身雇用が保証された「ノンワーキング・リッチ」なのだ。どちらが主人で奴隷かわからない。パートや期間従業員の解雇よりも、こうした役立たずの正社員をクビにするか賃金を減らす方が合理的だと思う。しかし、そうなると今度は地道に働いている「ワーキング・ややリッチ」の収入が減少し、彼らがSMクラブへ行く回数が減ってしまう。
だが心配することはない。女王様の収入は実際は安定している。もちろん能力の格差はあるし、人気という不確定項目が収入に反映されはするものの、景気に左右されることがないのが強みだ。魅力あるドミナには貧乏でも無理して指名せざるを得ない。崇拝すべき女王様に鞭打たれるために汗水流して働く。これこそが美しい労働の姿である。
問題なのは、天下り後も第2、第3の職場まで「超終身雇用」が保障されている高級官僚の存在だ。彼らのようにろくに働きもしないで女王様にご奉仕できる矛盾を打破しなければならない。だがこのような「太い顧客」が、能力格差の激しいドミナ業界を活性化させているのも見逃せない事実である。まっとうに働いて得た収入で女性に貢ぐというのは、日本の伝統的な美学でもあった。収入が少なければ、貢ぐために消費する額も当然低くならざるを得ない。しかし金額が全てだろうか。投資額にも格差があってしかるべきではないのだろうか。各自の収入に見合ったレベルで、女王様の質もスライドさせていくシステムが議論されてもいいだろう。そのためには、労働生産性の低い正社員の賃金をカットし(あるいは解雇し)、女王様の収入を安定させることである。その上で、指名料やオプションなどは別にしてMコース70分2万円という料金体系の見直しだ。まず歩合制を廃止し、全てのSMクラブを国の法人として女王様の最低賃金を確保する。月額30万程度の給付金を彼女達に無条件で支給し、もう少し低額でM客が遊べるようなシステムにすべきなのだ。女王様が重たいキャリーバックを引きずってMのためにホテルへ足を運ぶというのも問題が多い。本来的には自分が責められるのに使用されるであろう数々の道具をM自らが持参し、女王様のところにマゾが「派遣」されるべきなのである。収入の低い貧乏マゾでもSMプレイが出来るようになれば、労働意欲も底上げされ、女王様による「ご調教」で正社員の意識レベルも変化し、従順で卑屈な奴隷市場が開放されるのは間違いない。優秀な女王様はますます裕福に、無能なドミナも「それなりにリッチ」に暮らせる明るい社会。これが幻想でなく現実となるためには、全ての貧困マゾヒストが団結しなければなるまい。
とりあえずは、日比谷公園に「マゾヒスト派遣村」を組織することである。それも今年の大晦日に。
[ 2009/01/10 19:49 ]
たわごと |
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CM(1)
>全てのSMクラブを国の法人とする。
賛成です!
そのうえで高級官僚専用にして女王様にノルマを課します。
女王様は高級官僚をビシビシ鞭打って真の奉仕者に鍛え上げるお役をして頂き優秀な女王様にはボーナスが出ます。
一般のMは暫く放置されるのです。
これは駄目ですね。
働くのは官僚と女王様だけに成ってしまいそう。
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