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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

絆を生む春川ナミオ 

絆を生む春川ナミオ

 ヤプーズマーケットの龍パイセンが、春川ナミオさんとの思い出を綴られていました。

 この中でも触れられていますが、訃報は報道されることがなくても、ファンの気持ちを繋ぎながら共有されている。

 ネットのない時代から、春川さんの絵が、僕らのように表立っては交流できない者同士の心をつないできたように・・・。

 お星さまになっても、マゾヒストのカリスマ的存在としての輝きは、失われていない。

 むしろお亡くなりになられたことで、神としての存在感がいっそう高まり、宗教ではないけれど、信者と呼んでもいい僕たちを、これからも癒してくれることでしょう。

 龍さんとは昨年、高円寺のSMイベントで初めてお会いしましたが、春川さんと同じような匂いのする、シャイでダンディーな物腰が印象に残っております。

 龍さんの今回の追悼記事を読むと、ヤプーズの過激な作風と真逆の風貌は意外ではなく、むしろ納得できました。

 20年前、春川さんからヤプーズの事務所に届いた少し厚めの白封筒に龍さんが「届いた!!届いた!!」と泣き叫んだのは、中に入っていた手紙やイラストでなく、彼の思いが春川さんに届いたことに歓喜したからだと思います。

 そのお気持ちがよくわかるような気がする。

 本来は恥ずかしがり屋さんであろう龍さんが、この思い出を今だからこそ明かされたお人がらを伺い知れるエピソードに、心が沁みました。

 こういう秘話をしみじみと読むことが、悲しすぎて大きな穴が心に空いてる今の僕にとっては、春川さんへの供養になります。

 龍パイセン、よいお話をありがとうございました。


 「訃報‥春川ナミオ先生との思い出」 ブログ・TEAM RINRYU





 春川さんから龍パイセンに贈られた絵
ヤプーズへ贈られた春川作品
         右下のランプに「RIN RYU」の文字が!    ↑

   冒頭のイラストでも、便座にヤプーズの「隠し文字」(隠れてないけど粋!)





■ 緊急出版?「マゾヒストたち〜究極の変態18人の肖像」

 ★ このトークイベントに龍さんがゲスト出演された時初めてお会いしました。


■ Mのラウンジ


[ 2020/04/28 07:31 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(2)

M男の「#あるある」は、ないない。 

 先月、初めて週末の外出自粛要請が都内で発令された時、俺はあるSMバーを訪ねた。

 これは不要不急の典型みたいなものだが、何かモンダイありましたでしょうか?

 そこに、20年以上前から、ず〜と会いたいと思っていた某女王様が、土曜日のシフトにエントリーされたから。

 これは、もう逝くっきゃない!

 小池知事や安部ちゃんがなんと言おうと、俺は逝く。

 そう心に決めて、俺は逝った。

 プレイは出来ないまでも、死ぬ前に一度はダイレクト参拝したいと願っていた女王様。

 ひと目見て死ねるなら、本望だ。

 その時は、自分が他人に感染させるかもしれない?というリクスに関しては無頓着でしたスミマセン。

 しかし、その前に一瞬、自宅に埋没している「死後の(恥ずかしい)コレクション」を始末せずには死ねない〜と思ったんだけれども。

 その「死後コレ」の中から懐かしい切り抜きを見つけたので、前期高齢者マゾの御仁向けにシェアしてみたいと思って、自宅自粛モードでこのエントリーを投稿します。

 M男なら誰でもそうだが、その昔、朝霧リエさんや、和樹女王様など、指名しようと思っていながら、タイミングを逃したり、勇気が出なかったり、結果的にご縁のなかった女王様というのは、いると思う。
 
 M男って、みんなそうだよね?

  ( ↑ ないない)

 そーゆう心残りというのは、残り少ない人生にとって、別ににどうということはないんだけれども、M男にとっては重要なんだ。

 マゾヒズムは、普通の人には理解できない、矛盾に満ちあふれている。


 まぁ、それはともかく、いつもは満席のカウンターも、この日はさすがに閑古鳥。

 ほぼ「お一人様」状態で、魅力的なミストレス勢を独り占め〜(>_<)

 SMバーへ逝くなら、非常事態宣言が出てる時に限るぞ、老い。

 てか、今はお店が臨時休業してるんでもう逝けないけど(>_<)

 経済や医療もタイヘンだけど、SMバーやプロ女王様だってタイヘンなんだよ。

 SMのために、いや、俺のマゾヒズムのために、早くなんとか収束してほしい。

六本木レーヌ広告

 この時にお目にかかれた伝説の女王様というのが、絶対に秘密だが左上の良美女王様

 彼女はこの広告ではしていないが、手に腰をあてて威風堂々とポーズをとるスタイルは

 「レーヌ立ち」

 と業界では呼ばれているのだとか。

 下で紹介している初期のレーヌ広告では、まだそういった統一感が見られないが、その後、他のSMクラブでも、知ってか知らずか、みんなが似たようなビジュアルで集客効果を狙っていた。

Rene5.jpg


 これは「女王様あるある」ポーズとも言えるのではないでしょうか?

 良美さんは手を腰に当ててないのに、威厳がヒシヒシと感じられます。

 その下の脚もとに身長 171 とあります。これ、細かいところですが、重要なポイント。

 ここが168 cm だったりすると、初見の指名率が 8.6%下がるという統計がある(たぶん)

 だから、身長168cmぐらいの女王様は、2〜3 cmぐらいサバよんでも問題ないので、プロフィールにはオーバー170cmで、ばっくれましょう!

 M男は、実際の身長がプロフ数値よりも2〜3センチ低かろうと、精神的に数センチ加算して知覚するものなので、大丈夫です(#M男あるある)



モード・エ・バロック14周年告知



 瀬里奈女王様とは新宿のRoomでお目にかかることができます!






[ 2020/04/18 12:53 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(9)

なんて素敵なマゾヒズム! 

Vintagefemdom.jpg


 SMバーでは、女王様と気軽に会話できるのが楽しみの一つではありますが、最近はお仲間、つまりM男性とも接する機会が増えてきました。

 昭和のマゾは孤独で、自分と同じような性癖を持つ人の出会いなど想像も出来なかった。

 というか、あまり想像すらしなかったけど、マニアックなサークルにでも入らない限り、女王様も含めて、この世界の同類項との直接の接点はなかったように思います。

 先日、某SMバーで僕のブログの愛読者だという、平成生まれの若いマゾヒストにお会いしました。

 その彼が言うにことには、

 「僕はホーマーさんのようなマゾにはなれないと思うけど、

 普通のマゾになりたいんです。
 だと。

 ふ〜ん・・・?

 「普通のマゾ」 って何だろう?


 「平均的なマゾ」という意味だろうか?

 
 だけどそもそも、マゾって、最初から特殊な存在じゃなかったっけ?

 「普通」と、そうでないものとの線引きは難しく、グレーゾーンも広くて曖昧な場合がある。

 けれども、僕は、マゾとしての自分を、時々ウソの自分だと思いたいという矛盾を抱えながら生きてきた。

 そういう人は多いと思う。

 みんな特殊で、それぞれ違う。

 若い彼は僕のことを「特殊なマゾ」だと誤解していたようですが、まぁそれはいいや。

  * 正直、自分ではそれほど特殊とは思ってないんだけど・・・(>_<) ユルいとは思ってる


 みんなちがって、みんないい。


 だから、平均値なんてないし、優劣もない(たぶん)

 彼はどういう意味で「普通の」マゾを理解しているのか?

 気になったので、訊いてみた。

「普通のマゾ」って、何するの? いや、ナニしてもらいたいの?

 「え〜と、それは恥ずかしくて言えませんよ〜」という答が帰ってきた。

 (まぁ、M男にネホリハホリ訊かれたくネーわな)

 しかし、このリアクション、全然フツーじゃん!!!

 普通かどうか知らないけど、一般的にマゾは、鞭で打たれたり、縛られたりしたい(たぶん)

              (  ↑ という人が多い。僕は違うけど)

 まぁ実際やるかどうかは別にして、妄想だけは自由だし、ドロドロのぐちゃぐちゃの世界。

KNEEL_down_and_Lick_20191213061407501.jpg


 僕は今でも、女王様の目の前で跪き、御足を舐めてみたいと思っていたりする。

              (  ↑ フツーですよね?)

 もちろん、顔面騎乗だっておすすめです。


 「女王様にだったら、根掘り葉掘り質問されたい」とも彼は言った。

 言葉責めが好きなんだ。

 そこは、僕もおんなじだけど、ちょっと違うなと感じたのはマゾに「普通の」という形容詞を使えるセンスが、もの凄く意外で驚いた。

 これが令和のマゾ感覚なのだろうか・・・

 マゾに普通もへったくれもないものだと思っていたけど、コロケーションが異なるんで違和感が強い。

 ダイバーシティが受容される世相や空気感が、マゾをしても普通のカテゴリーに入らしめんとしているのか。

 SMの世界はもはやマニアックとは言えず、カジュアルな共同体が形成されているみたいな。

 彼は、自分の性癖はかなり特殊なので、普通の女王様に気に入ってもらえるような、普通のマゾになりたいのだという。

 これもマゾに限ったことではないが、自分だけが「特殊」とは、誰しも思いがちですよね。

 どこが、どう特殊なのかまでは教えてくれなかったけれど、(まぁ、M男にネホリハホリ訊かれたくネーわな)

 女王様に気に入られたいという心意気は潔し!


 確かに、それなら全てのマゾヒストに共有されてもよい価値観で、そのために努力するのは、マゾとして「普通」のたしなみと言える。

 女王様に嫌われたり、軽蔑され、バカにされたいというマゾヒズムもありだが、それだって「普通のマゾ」と、言えなくもないかも、わからなくも、なくなくないかも分からない。

 僕はと言えば、好かれたいとまでは言わないけれど、気に入られたいとは思う。同じか?

 でも、・・・軽蔑されたいとは、思わない。

 願わくば、あるヘンタイの一人としてリスペクトされたい(>_<)

 軽蔑されて当然だし、別にいいんだけど、無理に軽蔑しなくてもいいから。

 ここら辺の心情は自分でもよくわからないのですが、そこがマゾヒズムの神秘的な部分。

 マゾヒズムに限らず、自分のことを自分が一番よくわかっていない。

 わかっていると思い込んでるだけで、そこを気づかせてくれるのがSMプレイだったりするんじゃないかな。

 いいセッションを経験すると、何らかの気づきがあって、マゾヒズムというか自我の理解が深まるような気がする。

 自分のことを、自分がわかっていないくせに、「本当の自分」なんて、わかるわけがない。


 無知の知ではないけれど、わかってないということを、不本意でも受け入れることが大切だと。

 ↑ 鞭の血じゃない (。。)☆\バキ

 僕の場合、傲慢な自分が謙虚になれて、愚かな自己を受け入れることを可能にしてくれるのがマゾヒズムなのです。

 ヘンタイ願望を実現するだけでなく、自己啓発を促してくれるツールとして、マゾヒズムはステキだと思う。


 いやぁ〜、マゾって、ホントにいいものですね!

 それでは皆さん、またお会いしましょう。

日曜洋画劇場 淀川長治

 サヨナラ、サヨナラ、 サヨナラ!





 ■ マゾで行こう!
イージーライダー




[ 2019/12/13 06:56 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(9)

平常心でSMを楽しみたい 

 She-Shupos_Old-M-magagin.jpg


 たいていのSMプレイでは、興奮状態なんだろうと思う。

 性的にエキサイトしているとか、勃起のハナシでなく(それもあるけど)

 冷静な判断力が低下するような感じ。

 例えば僕は、プレイ中にはメガネを外していますが、ある時メガネをかけたまま、外したと思っているメガネを探したりする(これは普段でもよくある)

 まぁ、初期の認知症を疑うべきかもしれないけど、非日常的な空間の中で、ふわふわと浮ついた気持ちで、女王様のちょっとした指示や言葉へ臨機応変にリアクションを取れないことがある。

 別に動揺しているわけでもないのに、何が何だかよくワカラナイ(>_<)

 新人女王様にありがちなフリーズともまた違う。

 まぁ、それもソレで、楽しい時間ではあるわけですが、もう少し落ち着いて、ひと呼吸おいて、まったりとSM的体験を味わいたいもの。

 平常心というやつは、

 「今から自分は平常心になりま〜す!」

 といくら宣言しても、なれるものではない。

 気づいた時には、すでに失っている
     (そのことに気づいていないことがほとんど)

 なるべくなら、女王様との時間を大切にしたい。

 そのような思いから、「いまココ」にいる感動をじっくりと見つめられるよう意識するようになった。

 そうはいっても、女王様の方もいろいろとやってくれますから、戸惑ったり、ウハ〜(>_<)となったり、セッション中は頭がテンパって、女王様に「アヘ顔」晒して、とても冷静ではいられるわけがない。


She-Shupos_1.jpg

 女王様も、冷静にシラけているマゾを見ていてもツマラナイだろうから、こちらも演技的に興奮しているようなフリをすることもあるけれど、それは別に「平常心」からではなく、どちらかというと「忠誠心」に近い。

 忠誠を尽くしているフリというのは、それが偽りでも、忠誠を尽くしていることになる
(と思う)
 
 結局、マゾが自己満足のためにご奉仕しているようでいて、女王様がそれで楽しければ、そういうことも全部ひっくるめて、お互いにウイン&ウインの体験が可能だし、本来そうあるべきなのだろう。

 興奮状態で頭の中が真っ白になるのもいいけれど、女王様がきちんと楽しまれているご様子を、きちんと確認できる余裕があったほうが、より充実したセッションが共有できると思う。

 エゴマゾよろしく己の快楽に突っ走るのではなくて、女王様の快楽・満足のために、己を消し去り、

  無我無欲の境地でご奉仕する。

 その心意気が、地球環境よりもやさしく女王様に配慮したエコ・マゾヒズムへの道しるべとなるであろう。


 どうでもいいか、そんなコト。










[ 2019/08/10 20:55 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(0)

恥ずかしがり屋さんの Sardax ? 



 僕が敬愛する著名な Femdomアーティストの Sardax 氏が、彼自身の懐かしい思い出?をブログで綴られていました。

Meeting a mistress pre-Internet

 あれほど素晴らしく過激なイラストを描きまくっているわりには、かつて恥ずかしがり屋さんだったのかもしれない?ことが思い浮かぶような、興味深い内容です。

 インターネット時代の夜明け前、自分が理想とする女王様と出合う手段は限られていた。

 それは日本でも英国も変わらない。

 若かりし頃のSardaxは、今でこそ仕事の一環としてミストレスと出会っている境遇を、夢にだに想像し得なかったと告白しています。

 ロンドンのソーホー地区にあった公衆電話の描写は、東京の六本木のそれとほぼ同じ。ボックス内に貼りめぐされた違法で猥褻なチラシ広告も、ウエブサイトに現れる現在のポップアップの源流だ。最新のテクノロジーも、やってることやアイデアは昔からさほど進化してないような気がする。

 そこからSMクラブへ、恐るおそる電話する。受付係は、女王様の身長やスリーサイズを「イイカゲン」に客に伝える。予約が完了すると、電話ボックスの近くにある薄暗い地下の部屋へと案内されるわけだ。そして、願わくば自分のファンタジーを叶えてくれるような舞台との出会いは、たいてい失望の幕を閉じる。

 Sardaxは、もう一つの、まっとうな Optionとして、交流投稿媒体の利用を紹介している。
A5サイズの安っぽいモノクロ雑誌で、日本で言うなら「SMシークレット」の読者投稿欄のようなメディアだろう。これも、全くおんなじで微笑ましい。

Image_02-contact magazine


 昔と今の大きな違いは、その情報量とクオリティだ。

 Sardaxの青春時代には考えられない手段とツールで、自分の理想とされる相手とのコミュニケーションが、恐ろしく容易に可能となった今、 内気でシャイな人々には福音ではあるが、かつての暗い体験のリスクが完全に消えたわけではない。
 
 自分の過去をSardaxは、古き良き時代の思い出と振り返っているというよりも、おぞましい黒歴史として語っているように僕には読める。

 未知なるプロ女王様とお目にかかるには、相当の覚悟がいる。

 人間関係のリスクは、時代や装置が変わっても、常に僕たちを脅かしている。

 ネット社会は便利な反面、想像以上の脅威が潜んでいるのではないだろうか。

 Sardaxは、やみくもにネット時代を礼賛しているわけではなさそうです。

 
 「黄金の時代は終わったかもしれないが、暗黒時代の始まりではない」と、含蓄深く結んでいる。

 慎み深い英国紳士としての一面が垣間見える、心に沁みるエッセイでした。




■ Sardax 英国紳士の描くSM絵画
Sardax_鞭



■ Sardaxの世界 Fedmom 美術の芸術性
Sardax_Harp


【関連エントリー】

*以下の記事で Sardaxのイラスト作品を何点か紹介しています。


■ 女王様の肖像画

■ 毛皮を着たヴィーナス

Sardax ~英国紳士の描く上品なミストレスたち

■ 顔面騎乗に市民権を与えた男




[ 2019/06/24 15:44 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(2)

恥ずかしいマゾがいる。マゾの恥ずかしさというというものはない。 

 これは、近代批評の泰斗・小林秀雄の名言です。

無常といふこと

 ロダンの有名な「美しい自然がある、自然の美しさといふものはない」
のパクリとも言われていますが、考え方としては無常ということの本質であり、
美の追求者であった小林は、それは頭の中の観念ではなく、自分の中で受け止められるものだと言っています。

 つまり、認識できる存在(人の感情、心)があってこそ、外界の物事(SMやマゾヒスム)は成り立つのだと。   

 SMやこの種の変態性アブノーマル性癖の主要なコンセプトに、羞恥(心)があります。

 政治家の羞恥心と一般庶民のそれとは、感じ方に違いがあり、その乖離は美と醜より大きい。

 羞恥は人によって感じ方が異なるから、恥ずかしさを感じることの出来る人は大勢いても、恥ずかしさそのものは定義できず曖昧なままです。

 女王様が恥ずかしいマゾを見ても、花を見て美しいと感じる気持ちと同じ心の動きが考えられます。花と美は一体化している。

 だから、女王様は裏切らない。

 いくらマゾ本人が恥ずかしがり屋などと照れくさそうに言ったところで、どこからどう見ても恥知らずなのは明らかなのです。

 自分がその恥知らずな存在であることが、恥ずかしくてつらい。

 しかし、嬉しくもある。


 嬉し恥ずかしのカオスが複雑に入り乱れたマゾヒズムは、より普遍的な地平へと肯定的確信的に読み解かれる。


 女王様と対峙している時、僕は本当の自分の心の闇の奥の底まではカミングアウトしていないと思う。

mild_M_06.jpg

 予約して、彼女を指名してそこに己が勃って(座っていても)いるからには、その事実が恥ずかしいマゾであることをカミングアウトしている。

 すでに「マゾの恥ずかしさ」などというものは消滅しているんだ。
  
 だからといって「恥ずかしくない」というわけではない。

 やはり恥ずかしいし、「こんなコトやってる俺っていったい・・・(>_<)」というような、後悔にも似た複雑な心境が渦巻いている。
 
 しかしその後悔も羞恥心も含めて、筋書きのないシナリオに含まれたドラマの一部だったりする。
(もちろんマゾのコダワリによっては筋書きのあるドラマも、あるのかもしれません)

 女王様はそんなことお見通しで、追い打ちをかけるように、

「恥ずかしいのが嬉しいんでしょ?」と、あまりにも定番すぎる台詞が出てくる。

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 それが嬉し恥ずかしかろうとなかろうと、多くのM男と接してきているプロ女王様は、どこでどんな言葉を使えば、マゾ萌えするかをきちんと心得ている。

 それほど多くはないマゾのスモール・データから、現場で適切な表現を選びとる人肌の温かい女王様のスペックは、膨大なビッグデータを必要とする人工知能とは比べものにならない。

 そして、何よりも人間の女王様の素晴らしいところは、知識や経験からでも意味不明なマゾの性癖や願望に対して、そこに寄り添った対応で受け入れて下さる「おもてなし」のプログラムが先天的に組み込まれていることだと思う。

 どういうわけだか、僕はそう思っています。
 
 その時は酷い目にあったと誤解し、「なんて女王様だ。もう二度と指名しない!」と憤慨しても、あとから冷静に思い起こしてみると、当てずっぽうでも僕のために努力してくれていたのだ、と思えるようになった。

 かつて僕は「女王様は判ってくれない」という記事を書いたことがありますが、最終的に常に、女王様は裏切らない。

 若い頃は「裏切られた!」と勘違いしたこともあった。

 ただたんに、まだ信頼関係が築かれていなかっただけなのに、裏切られたもへったくれもないもんだ。

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 こちら側の身勝手な妄想が、全て完璧に実現するとは限らないだけで、少なくとも僕がお世話になった女王様方は全員、全力でベストを尽くしてくれていた。

 僕のちっぽけでクダラナイ妄想をヴァーチャル空間で可視化し、馬鹿げた夢を叶えて下さった女王様に、心から感謝しています。

 マゾの羞恥には、花の美しさと同様に、解釈のうえに哲学がひろがる。

 「花」という名詞は文法的に存在するけれども、「美しい」という形容詞は物理的に存在しない。





 それがどうした?っていうおハナシでしたが、何か問題ありましたでしょうか? (>_<)




■ 女王様からの手紙

■ マゾの壁

■ 女王様とハグできますか?
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■ 私の恥ずかしいマゾヒズム
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■ 恥ずかしいマゾの私
恥ずかしいマゾの私_02



[ 2019/06/01 11:42 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(3)


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 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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